激増書庫

将棋と本についてのメモ

作品への評判と自国への偏見

 眞嶋亜有『「肌色」の憂鬱』をダラダラ読みながら、むかし読んだ内村鑑三遠藤周作の著作を思い出していた。二人とも人種・言葉の差異に直面した日本人として登場する。

 その最中にタイムリーなエピソードを発見。

 遠藤がものし(そして西欧で評価され)た、ある作品に対し、「日本の恥部を世界に晒してどうするんだ!」という内容のご批判が届いたらしい。

 

 いらん心配だろう。「どの国でも(そういうことは)ある」と推測したり知っていれば、この手の杞憂を抱きはしない。

「肌色」の憂鬱 - 近代日本の人種体験 (中公叢書)

「肌色」の憂鬱 - 近代日本の人種体験 (中公叢書)

 

 

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

 

 

全集のカケラ

 戎橋のブコフで、オサレな函入りの『モンテ・クリスト伯』を見かける。中を確認したが、奥付や解説が欠けている。不思議に思うが、二割引セールにのせられて購入した。
 
 マクドで一休みし、この本を軽く調べる。
黒い箱には赤色の二冊。えーと、大して情報は増えなかった。帰宅後、箱に「KENSYU」「研秀」の文字を発見。ググってみる。

 次の紀要論文が参考になった。
田坂憲二(2006)「研秀出版『世界文学全集』の特色」『香椎潟』
https://ci.nii.ac.jp/naid/110006459660

 どうせ皆さん読まないから要点を並べると、
・学研の子会社。
・1970年代に全集を刊行。
・ただし、市場ではなく予約の直販。
公共図書館も揃えづらい。

 そして重要な点がある。

・『モンテ・クリスト伯』は三分冊。

 ……足りんやないか!

ネタ

 こんなツイートを見かけた。

「これって、リベラルは髪の毛があって、保守はハゲが多いという東浩紀さんの説と整合的じゃないか。 」
https://mobile.twitter.com/tomo_monga/status/980643577284849665 



ネット俗説に、
居飛車党は苦労が多く禿げる。振り飛車党はフサフサ」
というのがあった。



竹内久美子式にアレンジすると、
「男性ホルモンが多く攻撃的な人が居飛車党に加入する」
だろうか。



【本】
Richard Wrangham, Dale Peterson (1996)
“Demonic Males: Apes and the Origins of Human Violence”

男の凶暴性はどこからきたか

男の凶暴性はどこからきたか

オスとメス=性の不思議 (講談社現代新書)

オスとメス=性の不思議 (講談社現代新書)

ニュース

私的棋界ニュース

丸山忠久九段が「カロリーメイト」のCMに出演。

伊藤かりん先輩がアマチュア初段を奪取。誌上連載は終了するも将棋フォーカス司会は継続。

・『将棋の渡辺くん』〈3〉が面白い。クオリティが維持される。