激増書庫

将棋と本についてのメモ

本:平凡


 10月末、大阪は梅田にある(ビル丸ごとな)ジュンク堂へ。じつは3日前にはナンバのジュンク堂に行って散財したけど。

 タイトルを吟味しながら上階から練り歩く。二階に降り、10月中旬から〈平凡社ライブラリー〉のフェアが開催されていることに気づく。ほー。
 本棚には小さなポップが掛かっていて、
《購入者にカバーを差し上げます》という一文が。
 その場でサチると、実際に公式Twitter アカウントが告知している。もちろん開催店舗は大きな所に限られてる。



 ご存じの通り、〈ハヤカワ文庫〉と〈平凡ライブラリー〉は縦横のサイズが独特。文庫より大きく、新書より小さい(あと値段が選書並みに高い)。
 ゆえに本棚からはみ出す。ぴったりのブックカバーもない。デコボコ不揃いになりやすい。こういったことはWeb上で既に(悪い意味は薄めに)言われている通り。
 さて〈平凡社ライブラリー〉の扱うジャンルは人文系が中心に広い。珍しい分野の本も積極的に揃えており、目録を眺めるだけでも面白い。ただ、私はごくたまにしか読まないし、せいぜい6冊くらいしか自宅に置いていない。



 特製カバーほしい。超ほしい。一呼吸おいて店員に訊く。その答と反応から見ると、フェアはそれほど賑わっていないらしい。なんならカバーも余ってる感じだった。超大型書店なのに意外だ。

 迷いに迷って二冊購入し、カバーを二枚を貰う。
 帰り道、梅田と本に浮かれて道に迷う。
 浮かれて古書店街に寄ってしまう。そこで弘文堂『社会学文献事典』の旧版を見つけてビビる。が、脳内欲しいリストにある『文化人類学文献事典』の方は在庫に無く残念。

 家に帰って本棚に並べながら、「余ってるなら、カバーを6枚貰ってもよかったのでは?」と惜しい気持ちになる。
 あと、ナンバ店でも加藤『日本の無思想』(平凡社ライブラリー)を買っていたので、特製カバーの権利あったのでは……。
 様々なフェアの詳細を、忙しい店員が把握しているとは限らない。こちらから声をかけないと駄目だったのだ。

ジュンク堂の方

家にあるバージョン

古書店にある方

古書店に無い方

文化人類学文献事典

文化人類学文献事典

ブログのリハビリ

豊島二冠の報を受け、やっと書く。
気になることを記録しておく。

[棋界]
・菅井[王位] vs. 豊島 [挑戦者]の好カード。
・また棋士の新書。
・里見さんによる無双がまた見られるのかどうか。

[わたし]
・石田流をレパートリーに入れる。やはり四手目△42飛が面倒(優秀な後手用戦略なので私も愛用してきた)。
中飛車は準備中。
・道場では、五段勢にも勝てるようになる。ここ三ヶ月の星は3勝4敗。

作品への評判と自国への偏見

 眞嶋亜有『「肌色」の憂鬱』をダラダラ読みながら、むかし読んだ内村鑑三遠藤周作の著作を思い出していた。二人とも人種・言葉の差異に直面した日本人として登場する。

 その最中にタイムリーなエピソードを発見。

 遠藤がものし(そして西欧で評価され)た、ある作品に対し、「日本の恥部を世界に晒してどうするんだ!」という内容のご批判が届いたらしい。

 

 いらん心配だろう。「どの国でも(そういうことは)ある」と推測したり知っていれば、この手の杞憂を抱きはしない。

「肌色」の憂鬱 - 近代日本の人種体験 (中公叢書)

「肌色」の憂鬱 - 近代日本の人種体験 (中公叢書)

 

 

沈黙 (新潮文庫)

沈黙 (新潮文庫)

 

 

全集のカケラ

 戎橋のブコフで、オサレな函入りの『モンテ・クリスト伯』を見かける。中を確認したが、奥付や解説が欠けている。不思議に思うが、二割引セールにのせられて購入した。
 
 マクドで一休みし、この本を軽く調べる。
黒い箱には赤色の二冊。えーと、大して情報は増えなかった。帰宅後、箱に「KENSYU」「研秀」の文字を発見。ググってみる。

 次の紀要論文が参考になった。
田坂憲二(2006)「研秀出版『世界文学全集』の特色」『香椎潟』
https://ci.nii.ac.jp/naid/110006459660

 どうせ皆さん読まないから要点を並べると、
・学研の子会社。
・1970年代に全集を刊行。
・ただし、市場ではなく予約の直販。
公共図書館も揃えづらい。

 そして重要な点がある。

・『モンテ・クリスト伯』は三分冊。

 ……足りんやないか!