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激増書庫

将棋と本についてのメモ

大会

 結果報告。

 

■学生選手権(2017.03.25 21:00記)
  時は3月26日(日)、所は東大阪。学生5人組で争う団体戦
  強豪大学や、高偏差値高校が参加するため、上位は激戦になる。翌日の個人戦にいたっては、四段程度ではベスト8も難しいだろう。
  強豪とぶつかることができるため、おのおのが将棋を勉強することにおいて、本大会はこの上ない刺激になる。

 


■学生選手権(2017.03.26 19:00記)
  5局すべてに出場した。私は4勝1負。チーム成績は……まあ、来年に期待。
  ペース配分を誤った。対局だけに全力投球した結果、帰路に着く体力がない。

 

■学生選手権(2017.03.25 22:00記)
  駅からタクシーで帰宅。寝る前の最後の気力で、対局の振り返りをやってみよう。対戦相手の所属校と私の勝敗は次の通り。
(1)東京E ×
(2)九州  ○
(3)名城A ○
(4)三島  ○
(5)横国N ○

 

 東京 ×
▲石田→向かい
△西尾流 ☆
 中盤で甘口な手を指してしまい激辛に退治された。

 

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よくある出だしから、次のような、KK4風の向かい飛車対抗型に。

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 九州 ○ 
居飛車+糸谷流右玉ぽい囲い ☆
△左穴熊志向→疑似木村美濃
 単純な向かいVS中飛車には落ち着かなかった。両者が囲う地点を保留しつづけた結果、とても気色悪い盤面になったのだ。13手目に力強く張った1五の位も、敵玉が8二に逃げてしまえば無用の長物である。先攻されたが、中盤で誤魔化してそのまま逃げ切った。最後は時間攻めになってしまい、相手に申し訳なかった。

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 名城 ○
ゴキゲン中飛車 6八銀型 ☆
△超速4六銀
 4手目の突き越しから中飛車に。序盤で定跡をたどったのは、感覚派の私には珍しいことで嬉しかった。しかし、通常の後手ゴキゲンよりも一手多くさせるはずだと銀冠に組み換えようとした瞬間に、居飛車側から開戦されてしまう。結局▲2六歩だけが残り、ちょんまげ美濃になった。オリジナリティを発揮するのが早すぎた。
 仕方なしに飛車ばかりを動かしてみたところ、先手にポカが。少々の有利だったが、辛(から)く指してリードを広げることができた。最終盤に至っては大差になっていた。このような勝ち方は初めてかもしれない。

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 日大三島 ○
四間飛車穴熊
左美濃
 ある程度は定跡型だが、居飛車が美濃のまま△6四歩と突いたことで未知の領域に突入。△8五歩を保留しているので、右四間風に構える構想だったようだ。まともなオリジナリティだ。
 しかし、▲5六銀に△4四銀はまずかった。6筋を破り、たちまち四間飛車が優勢に。先手がと金で金駒を剥がす単純作業になれば、逆転も起きえない。

 

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 横浜国立大 ○
四間飛車 → 向かい飛車
ミッチ・ザ・向かい飛車
 3手目▲6八飛、4手目△1四歩。後手は角交換~向かい飛車に。ただし、オーソドックスなそれではなく、△4四銀・△3三金型の向かい飛車を採用した。かつて高橋道雄九段が公式戦で披露したことがある。
 後手が右辺に不急の手を回したため、棒銀の成果は芳しくなかった。というか全体的にみれば劣勢だったはず。後手に残ったのは、歩切れと(後手が角を二枚持っているために)動かせない盤上の駒と(使いようのない)金二枚である。
 しかし先手が攻めすぎたため、形勢は互角に近づく。そこからギリギリの勝負手を通して、後手が優勢に。焦った後手が二歩を打ったことで、決着が付いてしまった。

 

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棋譜検討005

 

大野‐高島戦(1959年11月)から。

・向かい飛車 vs 三間飛車のオープニング。

・先手は矢倉に組み、後手は美濃囲い+石田流本組。

  こうなると後手の左辺が狭い。そこまで、後手がおとなしくしすぎたようだ。

・ここを切り取ると、後手は現代的な構えだ。

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開始日時:1959/11/29
棋戦:NHK杯
手合割:平手
先手:大野源一
後手:高島一岐代
戦型:相振飛車


▲7六歩  △3四歩  ▲6六歩  △3五歩  ▲7八銀  △3二飛
▲6七銀  △6二王  ▲7七角  △7二銀  ▲8六歩  △7一王
▲8五歩  △3六歩  ▲同 歩  △同 飛  ▲8八飛  △3四飛
▲2八銀  △4二銀  ▲5八金  △1四歩  ▲4八玉  △5二金
▲3八金  △9四歩  ▲4六歩  △4四歩  ▲4七金  △4三銀
▲3七銀  △5四銀  ▲5六銀  △1三角  ▲3六歩打 △3三桂
▲6五歩  △1五歩  ▲2六銀  △4三金  ▲8四歩  △同 歩
▲同 飛  △8三歩打 ▲8六飛  △1四飛  ▲3七桂  △4五歩
▲同 桂  △同 銀  ▲同 歩  △4六歩打 ▲3七金  △2五桂打
▲3五歩  △3七桂成 ▲同 金  △4七金打 ▲同 金  △同 歩成
▲同 玉  △3四金  ▲4六金打 △4五金  ▲3三角成 △4六金
▲同 玉  △3四金打 ▲4三馬  △4五歩打 ▲4七玉  △4四金
▲4二馬  △5二金打 ▲3三馬  △3五金  ▲5八玉  △2六金
▲同 歩  △4六角  ▲7五桂打 △8四銀打 ▲8二歩打 △同 王
▲4四歩打 △7五銀  ▲同 歩  △1九角成 ▲7四歩  △同 歩
▲6六桂打 △7三香打 ▲7五歩打 △同 歩  ▲5五金打 △6二金
▲4五金  △7四桂打 ▲同 桂  △同 香  ▲6六桂打 △7三金
▲8五銀打 △6二桂打 ▲6四歩  △同 馬  ▲6五銀打 △8四歩
▲6四銀  △8五歩  ▲同 飛  △8四歩打 ▲7三銀成 △同 銀
▲8八飛  △7六歩  ▲7四桂  △同 桂  ▲4七玉  △3五歩打
▲3七歩打 △4六歩打 ▲同 玉  △6六銀打 ▲4三馬  △7二金
▲6一馬  △5四桂打 ▲3五玉  △8三銀打 ▲2五金打
まで131手で先手の勝ち

 

 

記事いくつか

 

 

2017年

 いい記事でした(執筆:神田憲行)。

news.yahoo.co.jp

 

 

2013年

矢倉▲4六銀型についての、気合の入った記事群。

「Ponanza新手の意義1」~「Ponanza新手の意義5」

2013-06-04 - 裏技3000

 

 

2012年

四間穴熊対銀冠|Thousand Days

四間穴熊対銀冠 #2|Thousand Days

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 これがテーマ図。あ、局面図はShogipicを利用しました。

 

補足:端玉の系譜

この形は、矢内(2009)『振り飛車破り』で勉強したなぁ……。ノーマル振り穴に対する有力な選択肢の一つです。

   → 矢内理絵子の振り飛車破り @将棋 棋書ミシュラン!

 

 

時期不明

更新の途絶えた「ノーマーク茶柱党」を遡って見つけた短い文章です。一理あるが、一理だけ……という感想。

将棋上達法

 

 

 

羅列001

テーマ:スケールの大きい本

 

『銃・病原菌・鉄』

『病の世界史』

『ヨーロッパの帝国主義

『暴力の人類史』

棋譜検討004 先手ゴキゲン中飛車

 『升田名局集』に掲載されている棋譜から。

・四手目△3四歩(A)は(定跡の未整備とかではなく)意図的なもので、5筋の位取りをを伸びすぎとみている。むしろ、それ許容し反発する狙い。

 ・△4三銀型の囲いは、超速全盛の現代でも稀に見かける。というか、町の将棋道場だとそこそこ頻繁に遭遇する。

 ・▲6八角~▲4六角の反撃が軽くてよさげ。

 

開始日時:1963/03/25

棋戦:順位戦

戦型:中飛車

持ち時間:各7時間

場所:東京将棋会館

先手:升田 幸三

後手:丸田 祐三

 

▲7六歩    △8四歩    ▲5六歩    △3四歩……(A)

▲5五歩    △6二銀    ▲5八飛    △4二玉    ▲4八玉    △3二玉

▲3八玉    △4二銀    ▲7七角    △5二金右  ▲6八銀    △7四歩

▲5七銀    △4四歩    ▲5六銀    △1四歩    ▲2八玉    △4三銀

▲3八銀    △4二金上  ▲1六歩    △7三銀    ▲6六歩    △7五歩

▲同 歩    △6四銀    ▲6八角    △8五歩    ▲4六角    △8六歩

▲6五歩    △7五銀    ▲5四歩    △8四飛    ▲9一角成  △8七歩成

▲5九金左  △5四歩    ▲8二歩    △7六歩    ▲8一歩成  △7八と

▲同 飛    △8九飛成  ▲7九歩    △4五歩    ▲4六歩    △同 歩

▲4五香    △9九角成  ▲4三香成  △同金右    ▲4六馬    △4四歩

▲4八飛    △3三桂    ▲4五歩    △同 歩    ▲同 銀    △4四歩

▲3四銀    △同 金    ▲5六馬    △4五香    ▲8九馬    △同 馬

▲4六歩    △3六歩    ▲同 歩    △2四桂    ▲3七銀打  △4六香

▲同 飛    △4五香    ▲7二飛    △4六香    ▲4七歩    △5六馬

▲4八桂    △6五馬    ▲4六歩    △2五桂    ▲5六歩    △1六桂

▲3九玉    △3七桂成  ▲同 銀    △4七銀    ▲3八香    △7七角

▲6八香    △6六銀    ▲2六桂    △3三金引  ▲1六香    △2五銀

▲3四桂打  △同 金    ▲同 桂    △同 銀    ▲6六香    △8三馬

▲2一銀    △4三玉    ▲6二飛成  △8四馬    ▲6三龍    △5三桂

▲3五歩    △同 銀    ▲3六銀    △同銀上    ▲同 香    △3五歩

▲同 香    △3四歩    ▲2五金    △3三銀    ▲3二銀打  △同 金

▲同銀不成  △同 玉    ▲5二龍    △4二銀打  ▲4三金

まで129手で先手の勝ち