2018-06-01 作品への評判と自国への偏見 雑記 書籍 眞嶋亜有『「肌色」の憂鬱』をダラダラ読みながら、むかし読んだ内村鑑三と遠藤周作の著作を思い出していた。二人とも人種・言葉の差異に直面した日本人として登場する。 その最中にタイムリーなエピソードを発見。 遠藤がものし(そして西欧で評価され)た、ある作品に対し、「日本の恥部を世界に晒してどうするんだ!」という内容のご批判が届いたらしい。 いらん心配だろう。「どの国でも(そういうことは)ある」と推測したり知っていれば、この手の杞憂を抱きはしない。 「肌色」の憂鬱 - 近代日本の人種体験 (中公叢書) 作者: 眞嶋亜有 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2014/07/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (10件) を見る 沈黙 (新潮文庫) 作者: 遠藤周作 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 1981/10/19 メディア: 文庫 購入: 26人 クリック: 337回 この商品を含むブログ (279件) を見る